音域データの見方・使い方 暫定版
音域データの見方
- JavaScriptを使用しています。データがきちんと表示されていない場合は,ブラウザの設定でJavaScriptが実行可能かどうか確認してください。
- 曲の順序は,歌手名,題名の順で五十音ソートしてあります。
- 「音域値」=最低音から最高音までの幅を,1オクターブ=1:00刻み,半音=0:05刻みの時間表記で数値化したもの。この数値が大きいほど音域が広いことになります。
※この記法は,サイト「My Song Selection for KARAOKE」で考案されたものです。
- ( )つきの音域値は,裏声を使っている曲の地声分の音域を示しています。
- 「音域詳細」は実際の音程を示したもの。右にいくほど音程が高い。☆=Middle C(ピアノの中央やや左にある「ド」の音)。男声は青色(裏声は水色),女声は赤色(裏声はピンク色)で表示しています。
使い方
歌えるかどうかの判断
- 自分の音域を調べましょう。ピアノやキーボードで音を鳴らしながら,できるだけ大きな声で「あー」と歌ってみます。歌えたとしても無理しないと歌えない音は音域から外しましょう。
【Aさんの音域】 1:45 ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シ☆・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミ
- このとき裏声が使える方は,裏声でどこまで出るかも確認しておくとよいでしょう。そして,以下の判断では,自分の地声音域と曲の地声音域を比較し,歌えそうな曲についてはさらに裏声音域を比較するようにします。
裏声が出ない方や裏声って何?という方は,気にしないでください。曲の音域を見るときは色の違いは無視して下線が引いてある音域で判断します。
- 歌いたい曲の音域が自分の音域の中にすっぽり入っていれば,原曲キーで歌えます。例えば,下記に示す「CROSS ROAD」(Mr.Children)なら歌えます。
【CROSS ROAD】 1:35 ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シ☆・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミ
- 歌いたい曲の音域が自分の音域からはみ出ている場合でも,歌いたい曲の音域幅が自分の音域幅(Aさんの場合=1:45)より小さければ,キーを調整することによって歌うことができます。例えば「光の射す方へ」(Mr.Children)は音域幅=1.35なので,下記のように調整すれば自分の音域内でうたうことができます。
【光の射す方へ(±0)】 1:35 ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シ☆・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミ
↓ 高音が自分の音域より高いので,音域内に入るようにキーを -2 する
【光の射す方へ(−2)】 1:35 ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シ☆・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミ
- 歌いたい曲の音域幅が,自分の音域幅(Aさんの場合=1:45)より大きい場合は,歌うことができません。例えば「君が好き」(Mr.Children)は音域幅が2:00なので,たとえ機械でキーを調整したとしても,高い音か低い音のいずれかが出ないので歌えません。
キー調整の仕方
- 原曲キーからの調整幅を調べます。これは自分の音域で歌うために原曲の音域をどのくらい動かすかを示す値です。
例.上記のAさんが「光の射す方へ」を歌う場合,キーを -2 して自分の音域に入れているため,原曲キーからの調整幅= -2 となります。
例.下記音域のBさんが「光の射す方へ」を歌う場合,最低音が自分の音域に入るようにキーを上げることになるため,調整幅はプラス(この場合 +3 )になります。
【Bさんの音域】 1:45 ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シ☆・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミ
【光の射す方へ(±0)】 1:35 ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シ☆・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミ
↓ 低音が自分の音域より低いので,音域内に入るようにキーを +3 する
【光の射す方へ(+3)】 1:35 ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シ☆・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミフ・ソ・ラ・シド・レ・ミ
- カラオケの原曲キーへの調整幅を調べます。歌本に書いてある +2 といった値がこれです。# は + ,♭は - に置き換えてください。
例.#3 → +3
- 実際にカラオケで歌うときのキー調整幅 = 原曲キーからの調整幅 + カラオケの原曲キーへの調整幅 となります。
例.「光の射す方へ」はDAMでは カラオケの原曲キーへの調整幅=+3 となっています。よって,
Aさんの場合,実際にカラオケで歌うときのキー調整幅 = -2 + +3 = +1
Bさんの場合,実際にカラオケで歌うときのキー調整幅 = +3 + +3 = +6
- 調整幅が +7 以上の場合は調整幅に -12 します。調整幅が -7 以下になった場合は調整幅に +12 します。結果的に -6 〜 +6 に収まる値になります。
例.+7 → -5 +8 → -4 +9 → -3
このようにする理由は,カラオケの機械では7音以上のキー調整はできない場合がほとんどですし,+12や-12すると1オクターブの移動となりコードが同じになるという音の性質を利用して,7音以上の調整は上記の計算によって5音以下の調整に置き換えられるからです。例えば,+7 だったら -5 して1オクターブ上で歌えばよいことになります。
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